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2015-10-18から1日間の記事一覧

カズオ・イシグロ 『浮世の画家』(ハヤカワepi文庫)

語り手でもある主人公・小野益次は、いまは隠退しているが、1945年までは日本中で名の知らない人はいなかった大画家。物語はその小野益次が、戦争が終わってすぐ、長崎の高級住宅地にある故・杉村明の大邸宅を買い取るところから始まる。杉村明というのは、…