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2015-12-26から1日間の記事一覧

丸山真男 『福沢諭吉の哲学』(岩波・著作集第三巻)

p129 福沢はまがうかたなき啓蒙の子だった。合理主義に共通する、科学と理性の進歩に対する信仰を持っていた。しかし他方、福沢は、「人における情の力は至極強大にして、理の働きを自由ならしめざる場合の多い」ことにもよく通じており、「されば、かかる…