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2016-08-24から1日間の記事一覧

池澤夏樹 『真昼のプリニウス』(中公文庫)

池澤夏樹の小説にはいろいろな題材が出てくる。池澤はもともとが理工系の人で、しかも詩人として出発したのだから、地球や宇宙やいわゆる自然と人のかかわりを情感豊かに書かせたら、この人の右に出る作家は日本では少ない。この小説では、浅間山の噴火予測…