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2018-05-21から1日間の記事一覧

高橋和巳 『憂鬱なる党派』(新潮文庫)2/2

この小説は、『憂鬱なる党派』という題名にふさわしく、読んでいて本当に憂鬱になる。西村という主人公と6、7人の友人たちが登場するが、彼らは全員が京都大学出身の学生運動家だった。そして、アメリカに逃避して心理学者になる青戸とマスメディアに就職…