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絓(すが) 秀実

絓(すが) 秀実  「1968年」2(ちくま新書)

この本にはいくつか“後付け”の理屈が含まれているので、そこが気になると著者・絓氏の人間性さえ疑う読者もいるにちがいない。ちなみにウィキペディアによると、柄谷行人は絓氏のことを「いいことをしても、人の嫌がる形でしかしない人なので、つねに誤解さ…

絓(すが) 秀実  「1968年」1(ちくま新書)

一九六八年は私が大学生になった年だ。田舎から出てきたばかりの私には何もわからなかったが、一九六八年は、「著者まえがき」に言うように、学生を中心とした「世界的な動乱」の年であったらしい。東大をはじめとする多くの有名大学のバリケード封鎖は一九…