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グレゴリー・ロバーツ

グレゴリー・ロバーツ 『シャンタラム』(新潮文庫)2/2

中巻 p87-8 プロとして法を犯している“ストリート・ピープル”――闇商人どもが、その陰謀と詐欺の入り乱れるネットワークの中に私を受け入れてくれたのには、いくつか理由がある。なかでも重要だったのが私が「白人」だったということである。かつて彼らを牛…

グレゴリー・ロバーツ 『シャンタラム』(新潮文庫)1/2

養老孟司が毎日新聞「2012年の三冊」に挙げていたエンタテインメント小説。インドのスラムとヨーロッパ、アラブの犯罪者世界の混沌を書いた二千ページになろうとする大作だ。二○一一年初訳の近作である。 ヘロイン、暴力、拷問、殺人、スラムの小屋にさえ入…