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シェイクスピア

シェイクスピア 『リチャード三世』(新潮文庫)

『リチャード三世』はシェイクスピアにとっては初期の習作にすぎなかったということだが、客入りや出版では大評判をとっていたらしい。1594年の初演に使われた四折り本が1623年の最初のシェイクスピア全集までに六度も版を重ねているそうだ。その人気の理由…

シェイクスピア 『ジュリアス・シーザー』(ちくま文庫)

この芝居、タイトルが『ジュリアス・シーザー』だから、シーザーが主役かと思っていたら違った。シーザーはただの殺され役だ。主役は『アントニーとクレオパトラ』でクレオパトラに溺れたあげく、オクタビアヌスに大敗して自殺したアントニーである。自分の…

シェイクスピア 『マクベス』(福田恒存訳・新潮文庫)

1606年初演。マクベスは11世紀初めに実在したスコットランドの有力武将。当時、イングランドはフランス・ノルマンディー公・ウィリアムの支援を受けたアングロ・サクソン王朝のエドワード懺悔王が統治していた。シェイクスピア活躍の約500年前の時代である。…

シェイクスピア 『ヘンリー八世』(小田島雄志訳・白水Uブックス)

シェイクスピアの歴史劇の中で『ヘンリー八世』は『ヘンリー四世』、『リチャード三世』に次いで観客の入りがいいが作品らしい。読んでも楽しめる。 1613年に書かれ初演されたとされている。1613年といえば生涯独身を通したあのエリザベス一世の没後10年の年…