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プーシキン

プーシキン 「小鳥」(井筒俊彦 訳)

異郷にあっても 故里の古いならわしを尊び守って 明るく澄んだ春の祭りの日に 一羽の小鳥を逃がしてやる。 私はしみじみなごやかな気持になる。 何を宇宙に向って不平など言うことがあろう、 ただの一羽ではあるけれど、生きものに 自由を贈ってやることがで…