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リチャード・ドーキンス

リチャード・ドーキンス 『利己的な遺伝子』(紀伊國屋書店)2/2

自然淘汰説は結果論である。 ヒトのこれからについて自然淘汰説は何も言えない。 そのことをドーキンスはきちんと認めながら、次のようなとても興味深いことをこの本の白眉である同じ第13章で書いている。自己複製をするただのタンパク粒子―利己的な遺伝子が…

リチャード・ドーキンス 『利己的な遺伝子』(紀伊國屋書店)1/2

1976年に出た本書によってダーウィンの進化論は生物進化理論の標準理論として定まった、といわれている。刊行直後から世界的ベストセラーになり、あらゆる生物個体は利己的な遺伝子の乗り物であるという本書の基本テーゼはそれまでの生命観を180度転換するも…