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上野千鶴子

上野千鶴子 「家父長制と資本制」 2/2(岩波現代文庫)

p75 家族を支配―被支配を含む再生産関係とみなして分析するむずかしさは、家族が一種のブラックボックスであり、かつ歴史貫通的に「自然」なものと見なされてきたことにある。とりわけ近代産業社会が、家族を競争社会からの避難所、私的な砦と見なすことに…

上野千鶴子 「家父長制と資本制」 1/2(岩波現代文庫)

p17-9 啓蒙主義的フェミニストにとって問題となるのは、人々の「遅れた意識」だけである。この「遅れた意識」を変えるのは啓蒙の力である。 啓蒙主義的フェミニストにとって真理はつねに単純である。「男女平等」という単純きわまりない真理を受け入れるこ…