アクセス数:アクセスカウンター

亀山郁夫

亀山郁夫 「カラマーゾフの兄弟の続編を空想する」

言うことは五十ページあれば尽くせるのに、新書として二五○ページを持たせるためのつまらない冗舌があふれる凡書の典型。光文社のたぶん販売部の編集である。 著者の東京外国語大学の学長は、理屈っぽさを嫌う人たち向けの「平易な理屈」使いに長けた人間で…