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吉村萬壱

吉村萬壱 『ボラード病』(文芸春秋)

ボラードとは、港の岸壁に必ずある繋船柱のこと。直径30〜50cm、大きな鋼鉄の人差し指を根元の方から地中に埋め込んだ形をしていて、地上部分の先端が少し曲がっている。もやいロープでボラードに繋げば、何万トンの巨大船でも完全に繋ぎ止めることが…