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宮本常一

宮本常一 『家郷の訓』(岩波文庫)

宮本常一は明治40年に山口県の田舎に生まれ、17歳で大阪に出て、20歳を過ぎてから小学校の教員に採用された人である。その人が民俗学に興味を持ち32歳から日本全国を旅して、当時すでに失われつつあった草莽の民の生活を丹念に拾い上げ、まさに地に…

宮本常一 『庶民の発見』(講談社学術文庫)

宮本常一は50巻を超える著作集をあの未来社から出している、批判をするのもはばかられる大民俗学者である。しかし私はどうも好きになれない。何に肌が合わないのだろうか。 本書p21に、庶民あるいは農民を擁護する宮本の基本的立脚点を記した文章がある…