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日高敏隆

日高敏隆 『生き物の世界への疑問』(朝日文庫)

最終章に近いところで、これまでさんざん侮られてきたラマルクの獲得形質遺伝説と、今や完全に進化論の定説になった突然変異・自然淘汰説は、実は言われているほど違わないのではないかという興味深い考え方が示されている。 p315-6 生物の持つ遺伝的な性質…

日高敏隆 『動物と人間の世界認識』(ちくま学芸文庫)2/2

p140−4 もちろん人間にも知覚的な「枠」がいろいろある。たとえば超音波は人間の耳には聞こえない。人間は超音波がどのようなものかを感じることができない。 人間は、超音波というものがあることは、いろいろな方法で証明することができる。機械によって振…

日高敏隆 『動物と人間の世界認識』(ちくま学芸文庫)1/2

地球上のすべての生物に共通な「客観的」環境など存在しない。――このことをこれほどわかりやすく簡潔に書いた本はないのではなかろうか。著者・日高敏隆氏はコンラート・ローレンツらの動物行動学を日本に根付かせた研究者であり、多くの外国語に堪能であっ…