ポール・ヴァレリーやヴィリエ・ド・リラダン、レーモン・クノーなどの翻訳で知られる著者の、子供時代から敗戦後の大学卒業までの回想記。よく抑制された文章のなかで、周囲を拾いながら、自分を確認しながら対象に丁寧に迫っていこうとする穏やかな知識人…
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