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バルガス・リョサ

バルガス・リョサ 「都会と犬ども」(新潮社)

岩波文庫で出ている同じ著者の『緑の家』といっしょで、一つのパラグラフの中に過去と現在が入り混じる。『緑の家』でははじめの100ページほど悩まされたが、今度は慣れた。登場人物が多く、主役が誰かがはっきりしないのも『緑の家』と同じである。著者の出…

バルガス・リョサ 緑の家(岩波文庫)

修道中の白人尼がスペイン軍のボートに乗って、インディオの少女を荒縄でぐるぐる巻きにして誘拐する。怯えきった猿のように純真な少女を尼僧院に監禁して「野生動物にそっくりのあなたを暖かい家庭の一員として迎え、名前をつけ、神様のおられることも教え…