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池田清彦

池田清彦 『構造主義科学論の冒険』(講談社学術文庫)2/2

普通の人にとって、宗教は馬鹿げていても、科学は真理なのですね p236−7 私たちはだれでも、個別科学のすべての理論に精通することはできません。したがってそれらの理論の当否を自分で判定することはできません。ほとんどの人が自分で当否を判定できない理…

池田清彦 『構造主義科学論の冒険』(講談社学術文庫)1/2

ここ3、4年、いわゆる「科学者」ほど疑いの目で見られる人びとはいない。 この本は科学というもののどれだけの部分が論理的に精密に出来あがっているのか、逆に言えばどれだけの部分が論理的な破綻を内部に持っているかを書いたもの。あるいは、科学のかな…

池田清彦 「遺伝子がわかる」 「遺伝子『不平等』社会」

「遺伝子がわかる」 p154「獲得形質は遺伝するか」という問題 生物は環境に変化が起きると、これを上手に利用して、すばやく進化をすることができるらしい。・・・・・DNAメチル化はDNAそのものを変化させずにDNAの発現を制御するメカニズムであるが、もし…

池田清彦 「環境問題のウソ」

この何年も、メディアとメーカーが大キャンペーンを張り続けている「地球温暖化の元凶はCO2だ」説は本当だろうか。「正義の物語」につきものプロパガンダは、そこにないだろうか。「正義」は、過去にローマカトリックや西側反共陣営が相手を非人間におとしめ…