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2011-04-11から1日間の記事一覧

谷崎潤一郎 「陰翳礼讃」

p35 もし日本座敷をひとつの墨絵にたとえるなら、床の間はもっとも濃い部分である。・・・そこにはこれという特別なしつらえがあるのではない。要するにただ清楚な木材と清楚な壁を以てひとつの凹んだ空間を仕切り、そこへ引き入れられた光線が凹みの此処彼…