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2023-12-01から1ヶ月間の記事一覧

有吉佐和子『複合汚染』 新潮文庫

1975年ごろに書かれたようだが、ずいぶん話題になった本だった。当時は水俣病や富山のイタイイタイ病、四日市の大気汚染を訴えた公害訴訟など、日本全国が公害問題で揺れていた。『複合汚染』という言葉がまだ目新しかったから、ベストセラーにもなったので…

梅棹忠夫 女と文明ー妻不要論

本書のある章を読んでいて一つ気になった論議があった。妻というものはやがて不要になるという激しい内容である。 p89-90 一般的な男の立場から言えば、今まで妻というものは家事労働全般の担当者として、その必要不可欠性が認められてきた。しかし今は高…