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2018-11-01から1ヶ月間の記事一覧

ユヴァル・ノア・ハラリ 『サピエンス全史』(河出書房新社)6/7

下巻 第14章 無知の発見と近代科学の成立 P59-61 近代科学は、人間がいろいろなことに無知であることを公に認める。 この無類の知的伝統が、「世界理解」に至るための基本的な足がかりになった。 近代の科学革命は、知識の革命ではなかった。何よりも、無知…

ユヴァル・ノア・ハラリ 『サピエンス全史』(河出書房新社)5/7

下巻 第13章 歴史の必然と謎めいた選択 p43-48 歴史は、予測が原理的にできない二次のカオス系である グローバルな社会の出現が必然的だというのは、その最終産物が、いま私たちが手にしたような特定の種類のグローバルな社会でなくてはならなかったという…

ユヴァル・ノア・ハラリ 『サピエンス全史』(河出書房新社)4/7

上巻 第6章 神話による社会の拡大 p136-42 サピエンスは、ネアンデルタール人と近縁のホモ属が、 ただ無目的に進化しただけのもの 紀元前1776年、バビロニアの王ハンムラビは当時の正義と公正のあり方を示したハンムラビ法典を、楔形文字を石柱に刻んで残し…

ユヴァル・ノア・ハラリ 『サピエンス全史』(河出書房新社)3/7

上巻 第3章 狩猟採集民の豊かな暮らし p69-70 狩猟採集時代の平均的サピエンスの脳は われわれ定住社会のサピエンスの脳よりも大きかった サピエンスの集団はたいていの生息環境では、融通をきかせ、うまく現地にあわせた食生活を送った。シロアリを探し回…