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スティーヴン・グールド

スティーヴン・グールド 『ダーウィン以来』(ハヤカワ文庫NF)3/3

p167・172‐3 第12章 「前適応」の問題――化石では未発達に見える器官には、太古、別の器官としての役目があった 自然淘汰はダーウィン理論の核心である。それは、高度な適応構造の単なる一部分としての意味しか持っていないように見える諸要素を、次々と寄せ…

スティーヴン・グールド 『ダーウィン以来』(ハヤカワ文庫NF)2/3

p56−63 第3章 ダーウィンはダーウィニズムなど唱えていない ダーウィンの進化説はきわめてシンプルなものである。「生物進化は生物と環境との間の適応を増大させる方向に進む」というだけのものだ。ダーウィンは、「構造の複雑さとかいうことで定義される進…

[スティーヴン・グールド 『ダーウィン以来』(ハヤカワ文庫NF)1/3

スティーヴン・グールドはとてもまともなダーウィン主義進化論者である。訳者によれば、彼は30歳そこそこでハーヴァード大学の地質学教授になった秀才だが、彼をたんに自然科学者としてだけでなく、社会何々学など人文科学方面でも世界的に有名にしたのが、…