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リチャード・C・フランシス

リチャード・C・フランシス 『エピジェネティクス』(ダイヤモンド社)3/3

p169 細胞が変質してがん細胞になる過程については、主に二つの見方がある。従来の見方では、がん細胞はニューロンや皮膚細胞などの完全に分化した細胞から生じるとされる。そのような細胞が分化を停止して、幹細胞のような増殖能力を取り戻したのががん細…

リチャード・C・フランシス 『エピジェネティクス』(ダイヤモンド社)2/3

本文 p14 わたしたちを取り巻く環境は、遺伝子の活性度を調節して、わたしたちに影響を及ぼしている。ただし環境は、遺伝子の働きを直接変化させるわけではなく、遺伝子を含む細胞を変化させて、間接的に遺伝子の活性度に影響している。 遺伝子の活性度がコ…

リチャード・C・フランシス 『エピジェネティクス』(ダイヤモンド社)1/3

エピジェネティクスとは「遺伝子によらない遺伝の仕組みを探求する学問」のこと。池田清彦氏が『遺伝子不平等社会』で書いているように、発芽したイネの種子(これは2n個の染色体を持つ普通の体細胞である、n個の生殖細胞ではない)を脱メチル化剤(メチル…