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2019-06-01から1ヶ月間の記事一覧

山本義隆 『近代日本一五〇年』(岩波新書)3/3

第5章 戦時下の科学技術 国民健康保険の改革、食糧管理制度は戦中の国民総動員体制のなかで作られた。 その冷徹で合理的な政策は、アメリカ軍の占領政策にも引き継がれた。 p175 軍部上層部は、日中戦争から太平洋戦争にいたる時期の国民総動員体制のなか…

山本義隆 『近代日本一五〇年』(岩波新書)2/3

第3章 帝国主義と科学 初代文部大臣・森有礼はなかば以上本気で、日本語の廃止・英語の採用と 米国子女との結婚による人種改良、を考えていた。 p90-3 黒船によって象徴された西欧文明の軍事的優越性は、同時に、西欧文明の知的優位性を押しつけるものだっ…

山本義隆 『近代日本一五〇年』(岩波新書)1/3

近代科学史の名著『磁力と重力の発見』(全3巻・みすず書房)を2003年に上梓した著者が、明治以来の日本の近代史を科学技術興隆史の視点から総浚いしたもの。『磁力と重力の発見』は物理学の鍵概念である「力の遠隔作用」が、西欧においてどのように「発見」…