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2018-03-01から1ヶ月間の記事一覧

多田富雄 『免疫の意味論』(青土社)1/2

p196-8 遺伝性風土病がサルジニア島を敵から守った イタリアの孤島サルジニアには、イタリア本土とはあきらかに容貌を異にした人たちが住んでいる。彼らは紀元前7世紀にフェニキア人に滅ぼされ、次いでカルタゴ、ローマ、ビザンチン、スペインなど次々に多…

中根千恵 『タテ社会の人間関係』(講談社現代選書)2/2

p77・100 持っている能力はみんな平等だと思っている 伝統的に日本人は「働き者」とか「なまけ者」というように、個人の努力差には注目するが、「誰でもやればできるんだ」という能力平等感が非常に根強く存在している。 社会というものは、なんらかの方法…

中根千恵 『タテ社会の人間関係』(講談社現代選書)1/2

1967年に発刊され2017年現在129刷・170万部が読まれているという自国文明論の超ロングセラー。 論理よりも感情が支配しているとされる日本人の社会。西洋、インド、中国等の社会に比べて、なぜ人々の間に契約精神が欠如し、その場しのぎの価値観が支配…

丸山真男 『「文明論の概略」を読む』下(岩波新書)3/3

第20講 主権的国民国家の形成へ p279-82 福沢の独立国家論・戦争論 維新直後、国民の精神的真空状態への「識者の対応策」としてあらわれた「キリスト教立国論」を批判するなかで、福沢は「国家の存在理由」を力説しました。そこにおいて、福沢は宗教的愛敵…

丸山真男 『「文明論の概略」を読む』下(岩波新書)2/3

第17講 諸領域における権力偏重 p121-6 日本に宗教の権威なし 福沢は古代からの神道について、<元来・・・・神仏両道なりと云ふ者あれども、神道はいまだ宗旨の体をなさず。・・・・往古にその説あるも、数百年の間、既に仏法の中に籠絡せられて本色を顕…