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2014-04-21から1日間の記事一覧

ジュリアン・グラック  『シルトの岸辺』(岩波文庫)1/2

文庫で500ページを超す大作。その全ページが「意味伝達」という言葉の一義的な機能を放棄している文体で貫かれている。とはいっても、プルーストよりもわかりやすく、ジョイスなどとは比較を絶して親しみやすい。 ジュリアン・グラックはサルトルの同時代人…