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2015-04-02から1日間の記事一覧

辻原 登 『韃靼の馬』(日経新聞社)

近世中期の一八世紀初頭、徳川家宣、家継、吉宗の頃の歴史活劇小説。2012年の春にナントカ褒章を受けた辻原氏得意の分野だ。 側用人・新井白石が牛耳る江戸幕府と、家宣の将軍襲位を祝う朝鮮通信使のあいだで、国としての格の上下をめぐる名分論が戦わされる…