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2016-11-17から1日間の記事一覧

アガサ・クリスティ 『春にして君を離れ』(ハヤカワ文庫)

鈍感で自己満足が強いとされ、揶揄と冷笑のネタになりやすいイギリス中流婦人。その、滑稽だが笑ってばかりいられない認識のあり方をめぐる切ない話だ。 ディケンズ『大いなる遺産』には、自分の生家と嫁ぎ先の系図を特別に装丁した本を持ち、毎日それを庭の…