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2012-05-28から1日間の記事一覧

ペール・ラーゲルクヴィスト 「巫女」(岩波文庫)

磔刑の場に無理やり歩かされるイエスらしい男が冒頭に登場するので、キリスト「教」を扱った小説と思って読み始めたら、そうではなかった。葬儀の式次第を立派にしてきただけの教会や、地上の帝国主義と手を携える人身売買のような「布教」の実態や、高値の…