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2018-08-27から1日間の記事一覧

村上春樹 『国境の南、太陽の西』(講談社文庫)

男性には直感的に見とおすことのできない「女性性」というものの――そんなものがあるとすればだが――奥深さ。村上春樹が初期のころから書いてきて、特に若い年代の読者から支持を受けてきたテーマが、この本でも甘く、せつない長編抒情詩になって繰り返されて…